こんな遊び知っていますか?
実は以前テレビの身体の実験のようなコーナーでも紹介されていたものです。
遊びといいますが、O脚にも大きく関係することですので、最後までぜひお読み下さいね。
画像のように背中合わせで立ちます。
(画像のクオリティに関しては・・・すみません)
この二人の足元に札束を置きます。
この状態からかがんで、札束を取ることができれば、それあげちゃいます!という企画です。
企画にするくらいですから想像が付くかと思いますが
結果として、足元の札束は取れません!
簡単そうに見えますが、これできないんですよ。
実際やって見るとわかるんですが
普通にかがもうとすると、おしりとおしりがぶつかり、それ以上かがめなくなってしまいます。
それじゃあ、おしりが当たらないようにかがめば良いかと言うと、そうも行きません。
なぜなら、前にかがむ為には股関節を曲げる必要があります。
この時、前屈に伴い重心も前に移動していきます。
すると
前に転がっていってしまいます。
なぜ転がるのでしょう?わかりやすく説明ができるよう少しお話をさせて下さい。
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『重心』
聞いたことのある言葉ですが、なんだかよくわかってない言葉ではないでしょうか?
重心はだいたいですがおへそのちょっと下にあると言われています。
その重心から床に向かって垂直に下ろした線、これを重心線と言います。
もうひとつ『支持基底面』
身体や物を支えている底面を外側の先に囲まれた部分
支持基底面は大きければ大きいほど、その物体は安定します。
同じティッシュ箱でも支持基底面が広いほうが安定します。
そして、重心線が支持基底面から外に出てしますと、身体や物は転がってしまうのです。
足も一緒です。
足を開いている方が支持基底面が広くなり、身体が安定するのです。
では、札束の話に戻ります!
身体を前に倒していくと前に転がってしまうのはなぜ!?
というお話をしていました。
身体を前に倒して行くと、あるところで重心線が支持基底面より外に出てしまいます。
すると身体は前に倒れてしまいます。
でも前屈で手が床に付く人がいますよね?
これはなぜでしょう?
これは前に身体を倒している分、後ろに重心線を移動しているのです。
重心線を移動させる時に、実はお尻を後ろに引いているのです。
ようやく実験の話に辿り着きました。
札束を取るために前にかがむ
↓
重心線が前に移動していく
↓
倒れないように重心線を後ろに移動させる為お尻を後ろに引く
↓
でも、背中合わせに人がいるから、後ろにお尻がひけない
ということです。
やはりこの実験で札束を取るのは難しいわけです。
こんなふうに倒れられる方は別ですが・・・
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この話がO脚にどう関係しているか?
人間が立った時の支持基底面は足の裏です。
支持基底面の中央に重心が位置するほどに身体は安定します。
例えば、こんな姿勢ではどうでしょう?
体重が前方にかかっているように見えます。
このような姿勢では
ただ立っているだけで前に倒れていかないよう、余計な力を使ってしまいます。
無駄な筋肉を常に緊張させている結果O脚になることがあるのです。
また足がむくんだり、すぐ足が疲れてしまったり、腰が痛くなってしまったり。
動く時に必要な筋肉をただ安静にして立っているだけの時に使っていたら、疲れるのも無理あり
ません!
ずっと悩んできたO脚、なかなか改善しない腰痛、1日の終わりにどっとくる足の疲れなど、症
状は同じでも原因は様々です。
根本改善には、その方にあったアプローチが大事です。
西新宿 おくがわ整体院
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