月別アーカイブ: 2018年7月

O脚(X脚・XO脚)にこんな原因あるの知ってました?

検査をしっかりと行う
当院の特徴の一つです。
症状がなんであれ、原因は人それぞれです。

当院の人気コースであるO脚整体も同様に
まず検査をしっかりと行います。

O脚と言えど
・姿勢
・骨盤
・構造的な問題
と原因は人それぞれです。

今回は
・他色々な場所に行ったけど
・ネットや雑誌の情報を参考に色々試してるけど
『一向に変わらない』という方に
こんな原因もあるの!?と思って頂ける内容となっていますので
ご覧ください。
_____________________________
まずは2枚の写真を見比べて見ましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら
BEFORE & AFTERではございません。

逆なんです。
最初の①がAFTERです。
しかも1分後に撮影した物です。

それじゃあO脚になっちゃったってことじゃん!!
と思われるかもしれませんが

一瞬でO脚にできたということは、O脚にする原因が分かっているからです。

それを説明していきますね。

私の普段の足はこれ

 

 

 

 

 

 

 

 

これはあることをして、わざとO脚にしたものです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はわざとあることをしていますが
このような状態が原因で、結果O脚になる方がいらっしゃるんです。

では何をしているのかと言うと・・・
太ももを内側に捻っているんです。

膝の向きを見て下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

左は膝が外を向いていますが
右は正面を向いていますよね。

ではこのような場合、膝を外に向ければ良いのかというと、そうではありません。

歯車を一つ回すと、隣の歯車が動き、そのまた隣が・・・というように
身体も運動の連鎖が生まれます。

先程の太ももを例にしてみると
骨盤が前に倒れ

太ももが内に捻じれ

ふくらはぎが内に捻じれ

足首が捻れる
という連鎖が起きているのです。

ですから、太ももの捻じれは、単に太ももが原因だということではなく
姿勢の崩れによる骨盤の傾き
足首によるもの
O脚の隙間をなくそうと膝を内に捻っていること
などがが関係している可能性があるのです。

このような場合
足だけにアプローチしていてはなかなかO脚は良くならないのです。

これは、O脚の原因の一つでありますので
他の要因もあります。

しかし、あまり聞いたことない今回のような原因があるこ言うことをご理解頂けたのでは
ないでしょうか?

色々試しているけど一向に良くならない
という方は一度専門家に見て頂くことをお勧めします。

もちろん当院大歓迎です\(^o^)/

私O脚なんですけど、歩くとふくらはぎが疲れます!

長時間立ったり、歩くとふくらはぎがパンパンになって疲れる!
そんな方いらっしゃいませんか?

 

 

 

 

 

 

ハイヒールを履くと余計にそう感じるかもしれませんね。

ふくらはぎと聞くと
なんとなく聞いたことがあるかもしれませんが
腓腹筋や、ヒラメ筋を伸ばすストレッチなんかを思い出すのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

普段運動していないお父さんが
子供の運動会のPTA種目に参加する前に
『怪我しないように』と一生懸命やるストレッチはだいたいこれですよね!

ふくらはぎが疲れているなら、ストレッチをやればいいでしょ
と思われるかもしれませんが
実はふくらはぎにある筋肉というのは
先程ご紹介した物以外にも色々あるのです。

その色々ある筋肉の中でも、後脛骨筋という筋肉が実はパンパンになってしまっている人
が少なくありません。

この筋肉は、ふくらはぎ中でも、奥の方にある筋肉です。
こういった外から見てわかる筋肉の奥の奥にあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ですので、自分ではわかりにくい部分です。
しかし、足首の硬さにも関係したり、O脚の原因になるなど
非常に重要な筋肉です。

ですがご自分では気づかず見落としがち。

O脚で、しかもふくらはぎが疲れやすい!
そんな方は、ぜひ一度で当院にお越し下さい!

理学療法士 梅澤拓未先生の川平法コラム① 

TC研究会 理学療法士の梅澤拓未です。

 

 

 

 

 

 

 

 

中国へ旅立ち3か月半が過ぎました。現在、大変素晴らしい環境で中国人の脳卒中患者様に対してリハビリを実施させて頂いております。

 

この経験をTC研究会の皆様にお伝えして、少しでも皆様の仕事などに役立てられればと思います。そして海外での仕事・脳卒中について・川平法って何? などに興味を持たれている方もどうぞお読み頂ければ幸いです。

 

以前のコラムにのせましたが、もう一度簡単に私が中国で働くことになった経緯を話させて頂きます!

私の勤務先である 『悠康健康管理有限公司(www.yk-health.com/)』 の社長(30代女性)は数年前に脳卒中を発症しました。重い麻痺が残り、リハビリのため中国で良いと言われる沢山の病院を回りましたが効果がありませんでした。しかし、あきらめきれず日本で良いリハビリ方法があるということで、鹿児島県にある病院で『川平法』を受けました。

 

そして、今まで良くならなかった麻痺が回復していき、現在では中国の脳卒中患者のための会社を経営しています。

そんな社長が日本人のセラピストをさがしているという情報を耳にして、以前から中国に興味があった私には“自分にも何か役に立てることがあるのではないか”と大変興味が湧き、直ぐに中国に見学に行きました。既に二人の日本人セラピストがおり大変素晴らしいリハを行っているのを拝見しその場で就職の希望をしました。(現在私も含め4人のセラピストがいます) これが中国行きの簡単な経緯です。

 

 

今回のコラムでは、私の勤務先の社長の麻痺を改善させた『川平法』についてお話ししたいと思います。

 

川平法(促通反復療法)とは、鹿児島大学医学部名誉教授、促通反復療法研究所(川平先端リハラボ)所長の川平和美先生が開発した脳卒中片麻痺の治療法です。

 

『川平法は、促通手技によって随意運動を実現し、それを反復することによって随意運動を実現するために必要な神経路を再建/強化することを目的とした神経路強化的促通療法である。』  と述べられています。

 

川平法は、脳の可塑性を利用した運動学習です。脳は行った運動しか学習しない為、患者自身の随意運動が実現しやすいように促通によって助けます。そしてその実現した随意運動を反復することで、神経路を強化していきます。そうすることで患者がひとりで随意運動を実現できるようになることを目指していきます。

 

ちなみに脳卒中治療ガイドライン2015において促通反復療法はエビデンスレベルがグレードBで“行うように勧められる”治療方法となっている。

近年のガイドラインでは、科学的根拠が重要であり、以前から脳卒中患者に行われており教科書や授業でも出ていた治療法でもグレードがCで“信頼性・妥当性が不明確 科学的根拠がない”とされているものも出てきています。

 

このことは大変重要で、例えば 私が小学生の頃は サッカーの練習中は水は飲んではいけない や 野球の投球後は肩を冷やしてはいけない など何の科学的根拠もなく行われていたことがありました。グレードCというのは同じではありませんが極端に言うとこの状態に近いことになります。そしてこのエビデンスのグレードは大変しっかりと精査されているものです。

 

人の体を見ていく上で、エビデンスレベルの低いものを提供していくことは大変怖いことです。皆さんも今一度 自分達の行っている内容 について考えてみてはいかがでしょう。

 

それでは、川平法は実際にどの様に治療をすすめていくかというと、電気刺激や振動を併用使用し動かしにくくなったところに対して促通をしていきます。

促通に関しての特徴としては

・伸張反射や皮膚筋反射を利用 (本来体が持っている刺激に対する反応)

・1部位に対して100回程度の促通を行う

・口頭指示などにより意図した随意運動を促す

などがあります。

従来の治療法などとの違いとしては、患者さんが受動的でないことです。

現在でも治療などで関節や筋を伸ばす時間は長いと思いますが、川平法は基本的にストレッチと筋力強化を同時に行いながら神経にも促通をかけているため短時間で効果を発揮できます。

この辺はPNFとも同じような効果が考えられます。PNFとの違いとしては、手指や足部など抹消の麻痺に関してのアプローチ方法が多くあり脳卒中患者に適しています。

治療中患者さんは常に能動的かつ選択的な随意運動を行っており、イメージとしては大脳皮質の運動野の特定の場所に対して刺激を100回送り神経回路を強化しているという感じです。

麻痺や感覚障害で刺激が入力されづらい人に対して電気や振動で強い刺激を脳に送っていきます。

そのため、施術者も相手の反応を確実にキャッチしそれに対して狂いなく的確に刺激を100回送らなければ効果が出ないため、大変な集中力と技術が必要となります。

 

今回は川平法の概要を簡単に述べさせて頂きました。次回は具体的な部分や中国の健康産業・医療の状況についてお伝えしたいと思います。また、興味がある方は “悠康健康管理有限公司”を検索してみて下さい。中国語なので内容はわからないと思いますが、患者さんのビフォーアフター動画などもありますので、是非一度ご覧下さい。

 

本日もコラムを読んで頂きありがとうございました。

筋膜・ボディーワーク・ロルフィング®

TC研究会で今年も”ムーブメントを伴う筋膜へのアプローチ”を担当させてもらいます、ロルフィングプラクティショナー(ロルファー)の宮井です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のコラムのテーマは筋膜・ボディーワーク・ロルフィング®️です。

 

極々簡単にこの三者の関係を表すと、”ボディーワークの一種であるロルフィングは筋膜を扱います”ということになります。
では、まずボディーワークとは何かを見ていきましょう。

 

ボディーワークとは?

人間の健康を構成する三つ要素である”ボディー(身体)”、”マインド(精神)”、”スピリット(魂・霊性)”を互いにつながりがあるものと捉え、ボディーに対してワーク(働きかけ)し、他の二つの要素も含め全人間的に”Well-being(良い状態でいること)”をもたらすアプローチを指しています。

ロルフィングの他に、フェルデンクライスメソッド、アレクサンダーテクニーク、エサレンマッサージ、ヨガ、ピラティス、太極拳などが含まれるとされます。

スピリット(魂・霊性)なんて言うとオカルト臭く感じてしまう方もいるかも知れませんが、海外では”スピリチュアルフィットネス”という言葉を良く耳にするようになりましたし、世界保健機関(WHO )憲章にも提案された事があるなど無視できない概念になりつつあります。

ボディーワークと言う言葉が使われはじめたのは、1960年代にアメリカで起こった”人間性回復運動(主に心理学者を中心とした人間の潜在能力を探求しようという潮流)”の中心施設であった、カリフォルニアのエサレン研究所であったようです。当時そのエサレンの住人であったゲシュタルト療法の創始者 Fritz Perls が、ロルフィングを受けたところ、身体的にも精神的にも健康になったことに感銘しロルフィングをエサレンの活動に取り入れました。こんなエピソードからもロルフィングとボディーワークの関連性がうかがい知れます。

 

ロルフィングとは?

アメリカの生化学者アイダ・ロルフ(1896-1979)が考案した重力との調和をゴールに、筋膜をはじめとした結合組織に働きかけて、身体を統合するボディーワークです。

1940年代に筋膜にストレッチや圧を加えると組織が動くことに気づいたロルフ博士は「筋膜を本来あるべき位置に動かして身体のバランスを整える」ことを基本原理とし、自らの施術をStructural Integration(構造の統合)と呼び発展させ続けました。いつしか彼女から施術を受けることを”ロルフする”、つまり”Rolfing(ロルフィング)”と呼ばれるようになりました。

その後、ムーブメントや気付き・感じ方を重視する手法の導入により、より多様性を増したアプローチになってきています。

 

ロルフィングのセッション

一対一で行うロルフィングの個人セッションは、主に筋膜に対して徒手的にアプローチする”手技”、五感やイメージなどを用いる”知覚”、動きを用いる”ムーブメント”の三つを織り混ぜて行われます。

また、10回のセッションを通して全身をバランスするように組み立てられた”ベーシック10シリーズ”がロルフィングセッションの基本として存在し、初めてロルフィングを受けられる方には勧められています。

 

ロルフィングは治療ではない
世の中に数ある手技療法、医療機関や治療院で行う処置や施術とロルフィングの違いは何でしょうか? ここでは三つのパラダイムに分けて見ていきます。

第一パラダイム:治療意図のない純粋に安楽やリラックスを目的としたもの

第二パラダイム:外科的手術や矯正技法など特定の痛みや症状の除去を目的とする治療、処置など

第三パラダイム:心身を一つの存在として見なし、その統合を助ける全体論的なアプローチや身体教育など

とすると、ボディーワークであるロルフィングは第三パラダイムに属します。
例えば、膝の痛みを治してもらいたいというクライアントが来てもロルフィングでは直接膝を治しにかかることはありません。初期の段階でクライアントは痛みのある膝に注意が向いてしまうのは仕方のないことですが、全体を意識するロルフィングを体験する中で、他の部位へのアプローチで膝の症状に変化が生じることや、膝以外にも生き生きとした自分の体が存在していることに気付きはじめるはずです。自らの体の捉え方が変わる(パラダイムシフト)と行動や周囲の環境への認識が変化するかもしれません。痛みがあることで必要以上に減らしていた外出の機会が増えるかもしれませんし、どことなく楽しみ切れずにいた友人との一時を取り戻せるかもしれません。

このようにボディーワークであるロルフィングはボディーに働きかけることでマインドやスピリットにまで影響を与え、人生をより豊かなものに変えていける可能性を秘めていると感じています。

 

まとめ

すべての臓器・器官に浸透し人体をひとまとめにしている筋膜。その筋膜への働きかけが気付きを生み、自身や世界の捉え方が変わって行く。自分が変わると周りが変わる。そういった体験をする人が増えることで世の中が変わっていく。大袈裟かも知れませんが、そんなお手伝いができれば嬉しいなと密かに思っております。