専門家向け TC研究会コラム【触診の重要性を考える】

TC研究会の梅澤です。

いつも記事を読んで頂き本当にありがとうございます。

 

 

今回は私が、“”なぜ触診の重要性を強く感じているのかということをお話しさせて頂きます。もちろんこれを読んで下さっている皆様は『触診は大事』だということは重々承知かと思います。

 

 

また、完全な触診技術ではなくとも触診によりクライエントの身体状況を把握し効果を体験した方は多いことでしょう。

 

そうなんです!

触診は大事・重要!!

ということはわかっているんです。

そして勉強もそれなりにしているとは思うんです。

しかし、現状の現場では触診の重要性ってどこまで高いと感じられているんでしょうか?!私はあまり高く思われていない様に感じます、現場では色々な状況が目に浮かびます。

 

そして、こんな声が聞こえてきます・・・・

『触診は大事だけど、すぐに効果が出る技術を修得したい!』

『多くの書類業務などがありすぎて中々勉強できない・・・』

『はっきり言って触診の技術がなくても何とかなっちゃう』

『勉強してもすぐ忘れちゃう』

『様々なクライエントの要望があり触診の勉強まで追い付かない』

 

もっとあるとは思いますが、こんなふうに思っている人は要注意です。

触診がしっかりできるといことがクライエントの要求に応える最重要課題または最低条件であると理解していないということだと思います。

 

また中には、クライエントの要求にそこまでこだわっていない ということも・・・

もっともこれを読んで下さっている方はそれはないと思います。

 

この様に触診の重要性が低下してきているような風潮は何も個人の問題が大きいわけではないのです。

現在科学の発展によりそれだけヒトの身体のことが解明され情報が多様化してきたことによりクライエントへ提供できる技術が格段に増加したことが大きな要因と考えられます。

 

つまり、触診の重要性の絶対値は変化していないが相対値が変化したということです。

 

但しそれをよく考えて現在の健康・医療などの業界をみてみると、ベテランの方で素晴らしいトレーナーや治療家の方々はまずは何年も触診をしっかりと勉強しそれを軸にクライエントに真摯に向かっており、その後に現在の様な多様化している様々な技術を取り入れたことにより本当の技術を取り入れてきたことがわかります。

 

これは何も触診だけに言える事ではないでしょう、本当に成功している人で基礎をおろそかにしている方は若い成功者であれ見たことがありません。

私もそうですが、直ぐに成功したいや簡単に何か手に入れたいという思いは人間である以上ある程度はしかたがないと思います。

 

しかし、そこでクライエントのことそして自分の将来のことを真剣に考えてみれば本当に必要なことが少しは見えてくるのではないでしょうか。

 

皆さん4月から新人としてや新人さんの教育、または新たな取り組みなど何かと業務が忙しかった3か月間であったと思いますが、だいぶ慣れて落ちついてきた方もいるかと思います。

 

是非今一度基礎にもどって触診を一緒に勉強してみませんか。

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梅澤先生が講師を務める

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全ての徒手療法テクニックの土台となる

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トータルコンディショニング研究会

HP http://www.total-conditioning.com/

 

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