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猿と人との違いは美脚と関係する!?

すごいタイトルですよね(-_-)
でもこれ本当です。

猿って、すごい上手に二本足で歩きますよね。
でも、どこに行くにもスタスタと二本足で歩く猿は見たことがありません。

人間のように長くは歩けませんよね。
それに比べて人間は非常に長く歩くことができます。

未だに1日100キロという長い距離を歩く部族もあるそうです。
小さな足でそんな長い距離を歩いて移動できる人間と
猿とでは、大きな違いがあります。

それは
人の重心は股関節と膝関節の真上にある
ということです。

下の画像を見て見ましょう。
赤点が重心です
人では膝・股関節の上に赤点がありますが
猿の場合、股関節・膝関節のかなり前方に赤点があるのがわかりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猿は常に前傾姿勢をとっていて、股関節と膝関節より前に重心があるのです。
このことは人と違う部分であり、猿の膝関節と股関節が伸び切らないことが原因のひとつになり
ます。

横から見た時、重心が膝と股関節の真上にありバランスが取れているのが人間ですが

 

 

 

 

 

 

 

猿の場合、重心が股関節・膝関節より前にあることで
身体が前に倒れないように、常に後ろに引っ張る筋肉を使って姿勢を保っていることになります。

ですので猿は立っているだけでも、歩くときにも常に筋肉を使っていなければなりません。
これは非常に疲れてしまいますよね。

ですから、立ったり歩いたりすることはあるけど、長い時間はできないのです。
人が直立した時、股関節・膝がしっかりと伸びることで、重心が股関節・膝の真上に乗るのです。

また、人の『歩く』ということは、重心移動をうまく利用して歩くメカニズムになっている為、
猿とは違い、ほとんど筋肉を使わずに長く楽に歩くことができているのです。

美脚を目指している方は、股関節・膝が伸びることは大事です。

伸びていないと、立つ歩くのに必要のない筋肉を過剰に使ってしまいます。

当院では、そのように過剰に使ってしまった膝、股関節、腰回りの筋肉をほぐすことで、股関節、
膝をのばし

それぞれの骨格に合った自然の動きを身につけるプログラムを組んでいます。
姿勢や歩き方が気になるという方は、ぜひ当院にお越し下さい!

 

 

西新宿 おくがわ整体院

HP http://www.okugawaseitai.com/

TEL 03-6805-9343

東京都新宿区西新宿8-19-1 小林ビル612号

【O脚に関係】膝の動きは曲げ伸ばしだけじゃない!?

膝の動きと言えば、膝の曲げ伸ばし
ですよね?
こーんなふうに曲がるとは、誰も思っていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし!
実は『曲げ伸ばし』は
単純にガラケーをパタパタと開いたり閉じたりするような動きをしているわけではありません。

実はここのO脚、また膝痛にも関わる大事なことが隠されているんです!

ではご説明していきます。
膝を曲げた状態から伸ばしていく時
伸ばし切る最後の30°からスネの骨が太ももの骨に対してグルンと外に捻れる動きが入ります。

この動きが入ることで、カチっと関節がはまり、膝の伸ばしきることができます


この動きの正式な名前を

【スクリューホームムーブメント】といいます。

始めてこの名前を聞いた時、私はこんなイメージでした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんかヒーローの技の名前みたい!!

この動きは
①太ももの骨の形
②靭帯の緊張
③筋肉により外側に引っ張る力
の3つの因子があると言われています。
これらの働きにより、勝手に捻る動きが生まれるのです。

すでにお話したように
この動きが入り、関節がカチっとはまり、膝が伸び切ることで膝関節の安定性が増すという仕組
みとなっています。

そのため、伸ばしきれないということは膝関節が安定しないということになります。

O脚を良くしていくには、膝がしっかり伸びる必要があります。

膝だけでなく股関節も伸びていなければなりません。

股関節・膝関節がしっかり伸びていることで
余計な筋肉を使うことなく立つ、歩くなどの動作を行うことができます。

このスクリューホームムーブメントがうまく出ていないという方が少なくないのです。

その動きが出ないことで膝、股関節が伸びきらない→余計な筋肉を使う→O脚の原因となってし
ます

となります。

これは一般の方には、判断しにくい部分です。

O脚、膝痛が気になっているという方は
まず何が原因となってしまっているのかを知るというのも大事です。

 

そのような方はぜひおくがわ整体院にお越し下さい!

 

 

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骨盤の傾きがO脚(X・XO脚)の原因のケース

当院にはO脚(X脚・XO脚)でお悩みの方が多くいらっしゃいます。

そんな方の多くは姿勢が関係するO脚(X脚・XO脚)です。

 

骨盤の角度の角度変えたり
身体を前後に倒して、重心移動することによって
足のアライメントが大きく改善する場合は
大体、姿勢の不良によるO脚(X脚・XO脚)であり、改善は早いです。

「なんで姿勢が悪くなると足の形が変わるの?」

と思われた方もいらっしゃるんではないでしょうか?
大きな理由として、骨盤の傾きと足の捻れが連動していることが挙げられます。

具体的に説明しますね。

骨盤が前傾すると
太もも

ふくらはぎ

足首
と上から順に内側に捻れていきます

 

 

 

 

 

 

 

逆に骨盤が後傾すると
太もも

ふくらはぎ

足首
と上から順に外側に捻れていきます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私はO脚だけど、膝が内側を向いている」という方もいらっしゃるかと思いますが
もちろん他にも要因があります。

ですが、O脚(X脚・XO脚)には
姿勢が大きく関係すること分かって頂けたのではないでしょうか?

上記で説明した通り
姿勢を正しても改善がみられないという方は
・筋膜の短縮
・構造的な問題
(元々の太もも・スネの捻れ、彎曲)
が関係しているかもしれませんので

どうしてO脚なのか?原因を知りたい
そして、改善したいという方は、ぜひ当院へお越し下さい!

 

西新宿 おくがわ整体院

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O脚改善にも必須!インナーユニットとは?

インナーユニット
これ、聞きなれない言葉ですよね。

では『インナーマッスル』という言葉はどうでしょう?
メデイアやネット等の影響で聞いたことあるという方も多いかもしれませんね。

横文字は苦手(T_T)
という方でも、分解して考えてみれば

インナー:下着など服の下に着る物をインナーやインナーウェアと言いますよね。内という意味

ユニット:集団、一団、部隊などを意味します

ですのでインナーマッスルは身体の内側にあり、複数の筋肉が集団のように一緒に働くというこ
とになります。

通常筋肉を言われて想像するのは、ちからこぶのような筋肉だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

力こぶの筋肉は肘を曲げるという動きを出しますが
このインナーマッスルは動きを作るほど大きな力はありません。

その代わりに身体を安定させるという非常に大きな役目があります。

例えば、背骨。

背骨は大きな一本の棒ではなく小さな骨が積上がって出来ています。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうやって小さな骨で出来ているからこそ、様々な複雑な動きができるわけですが、その分安定
しません。

それを安定させるのが、インナーマッスルです。

お腹まわり
下から支えているのが骨盤底筋群
上から覆っているのが横隔膜
背中から支えているのが多裂筋
ぐるっとお腹を覆っているのが腹横筋

お腹周りはこの4つの筋肉が集団のように一緒に働いて安定させているのです。

インナーユニットは普段でも30%くらい働いています。

しかし、うまく働いていないと、身体が安定しません。

身体安定させる為の筋肉が働いていないと、身体を動かす為の大きな筋肉がその役割までも担っ
てしまい、過剰にその筋肉を使ってしまうということになります。

結果、O脚(X脚・XO脚)、また腰痛などにもつながっていきます。

当院ではこのように重要であるこのインナーユニットを正しく働かせる運動もご案内しています!

 

 

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O脚・X脚・XO脚の種類の説明

 

 

 

 

 

 

 

 

当院人気コースであるO脚(X脚・XO脚)整体コース
老若男女ともにたくさんの方にお越し頂いています!

最初の問診で
今日はどうされましたか?と伺うと

『O脚が悩みで・・・いや・・・私ってO脚なんですかね?』
『昔からO脚で・・・』

という方が、検査して見ると実はX脚だった
など意外に、分かりにくい部分のようです。

今回はまずは現状把握ということで、O脚(X脚・XO脚)の種類を超簡単にご説明します。
その部位同士が付く場合→○
付かない場合→✕

O 脚    X 脚    XO脚
膝      ✕       ○      ○
スネ     ✕       ✕       ✕
くるぶし   ○      ✕      ○

XO脚というのは、あまり聞き慣れないかもしれませんが
膝下O脚とも言います。

まず、気になっているという方も
ご自分の現状把握からです!

当院ではこのようなチェックはもちろんのこと
まずはしっかりと時間をかけて検査します!

そして、その方の症状に合わせた施術・体操をご案内しています。

O脚が気になっている、色々試したけど効果があまりない
そんな方はぜひ当院にお越しください!

 

 

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O脚・X脚の改善は、まず原因究明から!

当院の人気コースである
O脚(X脚・XO脚)コース
このコースでは下半身を中心の施術
(筋・筋膜・関節・筋バランスの改善)


エクササイズ
(正しい下肢の使い方をマスター)

O脚・X脚・XO脚を根本から改善する
というコースです。

一般的に整体を受けるとなれば
施術に一番時間かけて行うイメージですよね?

しかし当院では
『直るO脚』か?『直らないO脚』か?
の評価をしっかり時間をかけて行います。

O脚・X脚・XO脚などのアライメント原因は
姿勢・骨盤・足などさまざまですが
骨の構造上が原因という場合もあります。

構造上というとなんだか難しいので、分かりやすく言いますと
骨のもともとの形が問題であるという場合があり
その場合直らない、もしくは直りにくいケースが多いです・

そのもともとの骨の形状の評価を、当院ではまず最初に行うのです。

幾つかの評価を行うのですが、その中でも特に大腿骨の根本の部分(大腿骨頚)の捻れ具合(前
捻角)の評価は非常に重要であると感じています。

これも分かりやすくご説明します。
太ももの骨(大腿骨)は骨盤の寛骨臼というくぼみにこのようにしてはまっています。

 

 

 

 

 

 

 

この写真は正面から見ていますが、これを真上から見てみると分かるのですが

 

 

 

 

 

 

 

大腿骨は、骨盤に対してパコーンと真横についているわけではなく
大腿骨頭(骨盤につている部分)から大腿骨頚(大腿骨頭)から横に張り出している部分が少し
前に捻れて繋がっています

この大腿骨頚の捻れを専門的に言うと『前捻角』と呼びます。
この捻れは通常8~15°前に捻れているそうです。

しかし、人によっては先天的なものか、あとから生活習慣などによる後天的なものかはわかりま
せんが、捻れの角度が通常の8~15°の捻れよりも、大きかったり小さかったりする方がいます。

捻れの大きいタイプを前捻股、捻れの少ないタイプを後捻股と呼びます。
通常、自然に立つと膝は正面を向くようになっていますが
前捻股の方は両膝が内を向き
後捻股の方は両膝が外を向きます
前捻股の方はX脚になりやすく
後捻股の方はガニ股になりやすいと言われています。

このように骨の形状は一般とは異なることが原因のO脚(X脚・XO脚)である場合
それを無理に矯正してしまうと
膝はもちろんのこと、足・腰などに負担がかかってしまうことになりかねません!
どういうことかと言いますと

前捻股の人(自然にしていると膝が内を向くタイプ)の膝を無理に正面を向けるということは
普通の股関節の人でいうなら
無理にガニ股に矯正するような物なんです。

逆に後捻股の人(自然にしていると膝が外を向くタイプ)の膝を無理に正面に向けるということ

普通の股関節の人で言うなら、無理に内股にしているようなものです。

ですから
一般の方で本屋インターネットに書かれている情報、もしくは自分流で頑張る事も良いかとは思
いますが

・効果が出ない
・逆に書いてある事をそのままやると膝や股間節(足の付け根)に違和感が出るという方は

一度専門家に診てもらう事をお勧めします!

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専門家向け TC研究会コラム【筋膜にアプローチするとどうなるの!?】

TC研究会で今年も“ムーブメントを伴う筋膜へのアプローチ”を担当させてもらいます、ロルフィングプラクティショナー(ロルファー)の宮井です。

 

 

 

 

 

 

 

 

二回目のテーマは”筋膜にアプローチするとどうなるの!?”です。

 

 

 

 

 

 

 

 

実際、筋膜に徒手的にアプローチすると施術者は受け手側の体が”柔らかくなった”、”潤っている”、”通りが良い”、”動かしやすい”などと感じる事があります。対して受け手側からは”軽い”または”重い”、”存在感がある”、”大きくなった”、”スムーズに動かせる”などの感想が聞かれます。

 

では、この変化はどこからやって来るのでしょうか?体の中では何が起こっているのでしょうか?少し掘り下げていきましょう。

 

 

感覚器としての筋膜

 

筋膜内にはパチニ、ルフィニ、ゴルジ、自由神経終末といった感覚受容器が豊富に存在することが確認されており、筋膜は”最も重要な感覚器官”とも言われています。

 

徒手刺激などのアプローチにより筋膜内の受容器から中枢神経系、自律神経系に情報が伝達されると、そのフィードバックとして局所・全身の筋緊張、局所循環、筋膜内平滑筋の活動に変化が起こるとされています。

つまり、筋膜にアプローチすることで組織が柔らかくなったり、潤ったりしますよ、と言うことです。

 

また、筋膜へのアプローチによって受容器の活動が正常化すると疼痛が軽減する事もわかっています。

 

さらに、一部の受容器は内受容感覚の受容器として働きます。内受容感覚とは軽さや重さ、むずがゆさ、温感、空腹感、性的感覚、痛み、身体の所有感など体内をモニタリングする感覚を指し、情動とも関連する脳の島皮質に情報を投射します。受け手側がアプローチ後に感じる、軽さや重さ、時に得られる幸福感などははこの内受容感覚由来であることが考えられます。

 

オステオパシー創始者のA.T.スティルが”筋膜は脳の支店である”と述べたように、筋膜へのアプローチは筋膜だけにとどまらず、脳をはじめとした”神経系との語らい”と捉えることもできるのです。

 

 

細胞への働きかけ

 

神経系を介さない筋膜自体の変化も存在しています。

 

運動や徒手刺激によって筋膜が引っ張られると筋膜内の細胞が活性化し、細胞が作り出すコラーゲン線維の量に増減がおきたり、線維の向きや張力に変化がおこったりします。つまり組織損傷後の治癒過程やリモデリング、組織の厚みや密度、緊張に我々が行う徒手刺激が影響を与えることを意味しています。

損傷組織に無理に刺激を加えて無駄にコラーゲン線維を増やして瘢痕組織をつくってしまうような事は避けたいものです。

それにしても筋膜内の細胞に影響を与え、その振る舞いを変えてしまうと言うのですから興味深いものです。

 

 

徒手である意味

 

我々がセミナーで扱う筋膜へのアプローチは徒手で行います。では筋膜ローラーに代表される器具を使ったアプローチとの違いは何でしょうか?

端的に言えば、徒手は”効果器”であり”感覚器”でもある事と考えています。

アプローチ時に、触れた手(手とは限りませんが)は受け手の組織に影響を与える”効果器”となりますが、また同時にその手は組織の状態を感知する”感化器”の働きもします。施術者が”感覚器”から得られた情報を元に接触の深さや方向性を変えるとするなら、受け手の組織には新たな変化がもたらされ、「あっ、力が入っていた」「そこってそんなに硬かったんだ」などの”気付き”が受け手に生じやすくなります。その気付きが「力を抜いてみよう」「こっちに動いたらもっと柔らかくなるかも」といった衝動を生み、行動に移した時、受け手が受け手で無くなるのです。我々のセミナーで重要視する”受け手も参加する”、”共にワークする”と言うことです。

このような体を通した相互のやり取りが施術効果を高め、受け手が施術後に感じる”存在感がある”、”大きくなった”といったボディーイメージの変化につながるファクターになっていると考えています。

 

 

まとめ

 

今までに述べてきた変化が具体的にどの様な効果につながるかというと、

 

・痛みの改善

・組織灌流の促進

・スライド、グライド機能の回復

・可動域の改善

・関節と筋の動きの正常化

・モビリティ、スタビリティ、弾力性の回復

・組織の緊張の正常化

・過度な硬さ、緻密化、線維化の予防

・創傷治癒、リモデリングの促進

・手術後の癒着防止

・ボディースキーマ、ボディーイメージの改変

・姿勢の向上

 

などなど挙げればきりがありません。筋膜へのアプローチは数えきれないほどの可能性を秘めているのだと思います。

 

今後、自分のアプローチが受け手の脳や細胞に影響を与えると考えると、きっと触れ方も変わってくるのではないでしょうか?

 

頭の付け根がズーンと重くなるんです。

デスクワークをしている時に頭の付け根が重くなる
という方いらっしゃいませんか?
当院でも、このような相談を受ける事があります。

ツボで言えば『天柱』というツボがあるとこ
このような場所が重いとおっしゃる方が非常に多いのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは表面を僧帽筋という筋肉で覆われている場所です。
(首をすくめる時に疲れる筋肉です)

 

 

 

 

 

 

 

その奥を見てみますと、頭蓋骨の下の方から、たくさんの小さな筋肉が背骨の一
番上と2番めの骨へと伸びています。
(非常に簡単な絵で見てみましょう)


デスクワークなどの姿勢ではその部分(赤いのが小さな筋肉と思って下さい)
が縮こまってしまい

緊張しやすくなり

血流も悪くなってしまします。

 

 

 

 

画像でご覧頂いた赤い小さな筋肉群を
『後頭下筋群』と呼びます。

この筋肉群がいつも緊張してしまい、血流も悪くなり
最初にお話したような、頭の付け根が重くなったりだるさに

また頭痛の原因として
この筋肉群が緊張することで、『大後頭神経』『椎骨動脈』を圧迫することが一
つにあるという先生方もいらっしゃるみたいです。

とくかく
このツボでいえば天柱の部分は姿勢制御にとって大変重要な場所です!
ですので、単に緊張しすぎたことで

「首の付け根が重い、だるい」ということではなく

首の動きが悪くなり   ←┐
↓            │
姿勢が上手にとれなくなり │
↓            │
肩こり、首こりなどの疲れ ┘

という疲れの悪循環に陥りやすいです。

この筋群のストレッチを動画で紹介しています。

YouTubeにアップしていますので、私疲れている!
という方はぜひご覧ください。

 

 

 

西新宿 おくがわ整体院

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うがいがしたいのに上を向けません!

うがいがしたいのに、上を向くことができない!
そんな方実は多いです。

これを読んでいる方の中にもいらっしゃるかもしれませんね。
うがいする為に、首を後ろに反らせますよね。

その時に首の後ろ側の付け根部分に
・つまり感
・違和感
を感じるという方が非常に多いのです。
首を後ろに反らすことができない・・・
これどういうことでしょう?
人間の背骨は、こちらがいこつ君を見てもらうと分かるように
たくさんの骨でできています。

頸椎7個
胸椎12個
腰椎5個
仙骨1個
で出来ています

首の曲げ伸ばし、横に倒す、捻るという動きをする時
首の骨(頸椎)が動いているのはもちろんですが
通常、7個の首の骨にさらにその下にある胸椎の3番目まではだいたい同じ動きをすると言われ
ているんです。

首だけパキっと曲がるでのはなく、胸の方まで運動が連鎖しているんです。

しかし、猫背のような姿勢を思い浮かべて見て下さい。
このような姿勢で身体を動かすクセがある方ですと、上記で説明したような動きの連鎖が起きに
くくなってしまいます。

写真で見てみましょう。

 


通常は
頭の重心が肩のラインを過ぎる
↓そのあたりから
首を反らしていく
↓そうすることで
天井を見上げる姿勢が無理なく作れる
という順番になるのですが

 

 

 

下の写真のように
猫背の姿勢を取っている方の多くは


首の上のほうだけが反っていますよね。
その為に、上手に上を見ることができません。
そんな状態で無理に反らそうとすると
(上手く上を向けないのに、うごいをしようとすると)
首につまり感・違和感が出てきてしまいます。

 

 

 

 

このような症状の場合
おくがわ整体院では

動きの確認・違和感のある動きの確認をした後に
《関節の問題を確認します》

関節自体に動きを制限するひっかかりがないか

《筋肉や腱の問題を確認します》
首肩周りの筋肉(筋膜)に動きを制限するひっかかりはないか

ここで、最初と同じように動きの確認、違和感のある動きを確認
そして最後に

《身体の使い方の問題を確認します》
筋力バランス・身体の使い方のクセを改善するため、マッスルエナジーテクニック・PNF理論を
利用したアプローチを運動療法として行います。

このように
3段階の検査・施術を行います。
また、検査と施術が一緒になっているというのもおくがわ整体院の特徴となりあ
す。

さらに、ご自宅でもできるセルフケアを覚える事ができる整体&コンディショニ
ングコースもオススメです!

ご自分にあったコースをお選び頂き、気になる症状の根本改善を目指します

 

 

西新宿 おくがわ整体院

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専門家向け TC研究会コラム 【筋膜とは?】

TC研究会で 今年も”ムーブメントを伴う筋膜”へのアプローチを担当させてもらいます、ロルフィングプラクティショナー(ロルファー)の宮井です。

今や”筋肉を包む膜”や”全身を包むボディースーツ”といったイメージですっかりおなじみとなった”筋膜”を中心に”ボディーワーク”や”ロルフィング”について、数回に渡りコラムを連載していきます。

 

初回である今回は筋膜の基本的なところを確認してみます。さて、本当に筋膜は”筋肉を包む膜”、”全身を包むボディースーツ”なのでしょうか?

 

 

 

筋膜の語源

 

筋膜は英語でFASCIA と訳されています。FASCIA はラテン語で”帯、包帯、包まれている”を意味する Fascia を語源にしています。ですので、元来FASCIA (=筋膜) には”筋”や直接”膜”という意味はありません。

本邦では”FASCIA”を”筋膜”と訳すため、”筋肉の膜”というイメージが先行しいるように思います。

では、専門家は筋膜をどのように捉えているのでしょうか?

 

 

筋膜の定義

実は筋膜にはコンセンサスが得られるような明確な定義が確立されていないのです。それ故に混乱を招く原因にもなっているのが筋膜という用語の現状なようです。ここでは無数に発表されている筋膜の定義の中からいくつかご紹介していきます。

 

Steadmans Medical Dictionary 2006

皮下で身体を包む線維組織のシート。また、個々の筋や筋群を取り囲み、分ける各々の層や層のグループ。

 

Grays Anatomy 2008

肉眼で確認できる結合組織の集合体。その構造は様々だが、通常コラーゲンが織り込まれ、まれに腱や腱膜にみられるように平行で密に存在する。

 

Terminologia Anatomica 2011

鞘状、シート状、もしくは他の解剖可能な結合組織の集合体。筋肉の鞘だけでなく内臓の外層やそれに関連する解剖可能な部位を含んでいる。

 

などがあります。

 

ごく最近のものではSchleipらが筋膜は

 

“身体に浸透するコラーゲンを含む柔部組織であり、疎性もしくは密性の線維性結合組織の三次元連続体から構成されるシステム”

 

であると述べており、”腱、靭帯、関節包、神経上膜、髄膜、骨膜、筋内の結合組織”なども筋膜システムに含まれているとしています。

 

また、Standringも

“筋膜は科学的に明確な解剖学的表現というより、一般総称的な表現である”

 

と述べていることから、現在では筋膜とはある単一の組織を指すというより”結合組織の複合体”であり、膜その物というより”膜”、”ひも”、”網”などによる三次元的な組織システムと捉える流れのようです。

もっと簡単に言うと「膜だけでなく、様々な形でからだ全体に広がっていて、色々と役に立ってますよ」ということです。

 

 

身近になった筋膜

筋膜に着目してアプローチすることが馴染み深くなりつつある昨今ですが、長い間見逃されていた組織でもあるのです。というのも筋膜は”役に立たない邪魔な組織”として解剖の段階で骨や筋など他の組織を綺麗に取り出すために捨てられていたのです。また、その解剖をもとに作られた”美しい”解剖書で我々は学んでいたからです。

しかし、21世紀に入ると筋膜の重要性を示す研究発表が次々に行われ、筋膜は

“整形外科科学のシンデレラ”とも表現されるようになりました。

さらに、

書籍「アナトミートレイン」(トーマス・マイヤース)が発表されると施術家などの間でグッと筋膜への注目度が高まったように思います。。アナトミートレインでは筋膜のつながりを7つのラインで紹介し、漠然と感じていた、体のつながりを分かりやすく示してくくれています。

 

 

ここ数年はメディアでも頻繁に取り上げられた事から一般の方の認知度も飛躍的に高まったわけです。

 

まとめ

ここで紹介した筋膜は皆さんの筋膜像と同じだったでしょうか?

 

筋膜はボディースーツや筋肉を包む膜としてだけで無く、からだのすみずみにまで浸透し、臓器・筋・骨・神経を生命体として一まとまりに統合している、という観点が身体を扱う我々には必要だと感じます。

 

物事の捉え方やイメージが変わると、きっと患者さんやクライアントの見えかた、アプローチが変わってくるのではないかと思っています。